IFAとは「Independent Financial Advisor」の略で、独立・中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家です。
日本では「独立系ファイナンシャル・アドバイザー」と呼ばれ、銀行や証券会社をはじめとする特定の金融機関から縛られることなく高い
独立性を保った事業体として運営をしています。そのため、お客さまの利益を重視した専門的かつ親身なアドバイスが可能になっています。
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I am IFA
〜 IFAの優位性、将来性を語る 〜
GAIA株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 中桐啓貴
米国で広がるIFAの存在
金融先進国である米国では、医師や弁護士などと並ぶ人生に不可欠な専門家として社会的地位も高く、多くのアドバイザーが活躍しています。
米国の証券会社の営業担当者数が約7.7万人に対し、IFAに相当するアドバイザー数が約6.7万人に達するといわれていますが※1、日本のIFA数は、証券会社の営業担当者数が約7.6万人に対し約2.4千人と、約30分の1の水準であり、今後の動向が注目されています。※2
IFAのメリット
中立的な立場からのアドバイスが受けられる
IFAは特定の金融機関に属さない中立的な立場であるため、お客さまのニーズにより合った金融商品についてアドバイスができることが最大の強みです。
そのため、お客さま毎に異なる資産状況やニーズをしっかりとヒアリングした上で、これから先のリスクを加味した最適な金融商品を提案することができます。
長期的に信頼できる担当者からのサポートが受けられる
銀行や証券会社では、数年に一度転勤があり、数年後には担当者が変わっているケースが少なくありません。
「不正を防止するため」「顧客との癒着を防ぐため」と金融機関側のリスクを回避するために行われているほか、アドバイザーも短期的な成果を求められることもあり、頻繁な買い替えの提案が行われるなど、お客さまの立場に立った提案が難しい環境でもあります。
IFAは、原則として転勤がないため、長期的な視点で資産運用等について考えられることができます。世代を超えたパートナーとして信頼関係を築けるのもIFAの魅力です。
資産運用以外の相談ができる
IFAは、証券会社や保険会社との業務委託契約を結んでいるほか、弁護士や税理士等とのさまざまな専門家と提携をしている場合があります。また、IFA独自のサービスを展開するなど、お金のプロフェッショナルでありながら、幅広い分野のプロフェッショナルとの繋がりにより、ライフプランそのものの相談ができることも魅力のひとつです。
信頼できるIFAを見極めるには
アセット・アロケーションの考え方
アセット・アロケーションとは、資産配分のことであり、投資家のリスク許容度や投資目的、目標、運用期間などに応じて、国内外の株式や債券、不動産等の異なるリスク・リターンの特性をもつ投資先のバランスを見ながら、投資比率を調整する戦略のことをいいます。
アセット・アロケーションをどのように構成するかで、のちに運用のパフォーマンスに大きく影響するといわれていることもあり、IFAを見極める際のポイントだともいえます。
最適なヒアリングをしてくれるかどうか
ヒアリングには、大きく2つに分かれます。「うなづき」や「あいづち」など、お客さまが気持ちよく話せる状況を作るためのヒアリングと、「クローズド質問」や「オープン質問」などお客さまの状況やご要望を正確に知るためのヒアリングがあります。ご自身が求める納得する提案は、IFAのヒアリングの仕方が重要になってきます。
IFAを介して預けた資産は保全されるのか
IFAは証券会社を通して売買の媒介を行っています。そのため、IFAがお客さまのご資金を直接預かっているわけではありません。また、証券会社にはお客さまの資産と自社の資産を明確に区別して保管する「分別保管」が金融商品取引法により義務付けられてるため、万が一証券会社が破綻した場合でも、預けられた資産は保護されます。
コラム
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