2016/11/30

その保険、本当に解約してもいい?「終身保険」が必要な3つの理由

(写真=PIXTA)

終身保険とは

終身保険とは医療、死亡を問わず「保障期間:一生涯」という性質の保険を指します。

「死亡時に○千万円」というように“死亡保険”のイメージが強い傾向がありますが、終身保険という保険自体は保障内容を示すものではなく、保障の期間を示しています。その期間とは読んで字のごとく「身が終わるまで」の保障となっており、一生涯の保障を提供する保険を終身保険と呼びます。

終身保険の反対は定期保険という「保障の期間が定まった保険」となります。終身保険は保障が一生涯だからといって保険料の払い込みも一生涯というわけではありません。中には60歳もしくは65歳までの保険料払い込みで、保障が一生涯続くという終身保険も存在します。

病気をして”保険に入れない”というリスクをヘッジ

定期型の保険を契約中に重い病気をしてしまった場合は、満期を迎えたあと新たな保険を契約できない可能性があります。

定期保険は期間が定まっており5年もしくは10年単位で更新を迎えることになります。この更新時に健康状態が問題なければそのまま契約を更新、もしくは新しい保険を契約することができますが、万が一契約中に重い病気をしてしまった後、定期保険が満期を迎えた場合は契約の更新や新しい保険を契約することが難しくなってしまう可能性があります。

しかし、終身保険であれば一生涯保障が継続するため保険を契約中に重い病気にかかってしまったとしても保険料をしっかりと納めていれば安心して一生涯の保障を受け続けることができます。

終身型の死亡保険は解約返戻金がある

終身型の死亡保険に入っていた場合、解約返戻金が発生する場合があるため、死亡に対するリスクに備えながら貯金の役割も兼ね備えています。

保険会社によって終身型の死亡保障の場合ある一定年齢まで保険料を払い込むとそのうちのいくらかの割合が戻ってくるという”解約返戻金”というものが存在します。

その解約返戻金は貯蓄だけでなく解約返戻金の一定割合の中からお金を借りることもできます。その場合保険会社には利息を支払う必要がありますが、保険契約中にどうしても急な出費があったときなどに備えることもできます。中には外貨に変更して運用する終身型の死亡保険などもあります。

つまり、”掛け捨てでなく戻りがある”という点が終身型死亡保険の長所でもあります。将来のリスクには備えたいけども、何もなかったときにお金を無駄にしてしまうような印象を保険に抱いている方は終身保険の解約返戻金について調べてみるのも良いでしょう。

高齢による保険料値上がりの防止

保険は年齢が上がれば上がるほど病気や死亡のリスクが高まるため、同時に保険料も高くなります。しかし終身保険を若いうちに契約しておけば、契約時の保険料で老後も継続することができます。

同じ保障内容であったとしても、30代と60代の保険料は保険会社によって2倍程度の違いが出ることがあります。しかし 40代のうちに終身保険を契約した場合はその契約当時の保険料で老後も保障を継続することができますから、老後の負担が大きく軽減することになります。

終身保険の保険料は60代以降になってくると保険料もかなり高くなってくる傾向があるため、遅くても40代後半から50代前半には終身型の保険に切り替えておいたほうが、老後を安心して過ごすことができるようになるでしょう。

終身保険は老後の保険料負担を安く抑える分、定期保険よりも契約時に支払う保険料は少しだけ高くなりますが、将来のことを考えるとなるべく早い段階で終身型を検討したほうが、先々安心であると同時に、経済的なリスクにも備えることができます。

終身保険を検討するタイミング

終身保険を検討するタイミングは人それぞれありますが、一般的には40代以降は終身型の保険を検討してみても良いでしょう。

30代で子どもがまだ小さいうちは比較的大きな保障が必要になりますから、定期保険で保険料を抑えながら大きめの死亡保障を契約しておく必要があります。しかし 40代以降になって子どもがある程度の年齢に成長したり、貯金が増えてきてそんなに大きな保障が必要なくなったときは、終身型の保険に切り替えてみても良いかもしれません。

50代以降になれば高血圧症などの生活習慣病を発症するリスクも高まり、万が一発症してしまうと通常の保険には加入しづらくなり保険料が割高な保険にしか加入できない可能性もあります。しかし 40代であれば大きな病気や生活習慣病にかかる方も少ないので、通常の医療保険を健康なうちに契約できて、年を重ねても保険料が変わらないため、将来のメリットは大きいと言えるでしょう。

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